手軽に無料で画像編集するならCanva(キャンバ)が使いやすい
ホームページは画像が命!!
これはけっして大袈裟ではありません、本気でホームページは画像が命です。
どんなに良い文章を掲載していようが、どんなに凝ったレイアウトをしていようが、掲載されている画像がショボかったら閲覧者に与える印象は台無し。
上のクマが戦っている画像はフリー素材ですけど、非常に美しくてクオリティが高く、これがあるだけでなんとなくサイト自体もクオリティ高いように感じちゃいません?
もう、ホームページの印象の8~9割は、画像のクオリティによって決まってしまうと言っても過言ではないでしょう。
何度でも言います、ホームページは画像が命です。
当社でも、お客様とのホームページの打ち合わせの際には必ずそれをご説明して、「どうか良い画像をご用意ください!」という旨をお伝えするんですけどね。
当たり前のことですが、お客様自身が質の高い写真を撮影できるフォトグラファーであることはまずないですし、画像をカッコよく加工する技術を持ち合わせているデザイナーであることもまずありません。
「良い画像って言われても、どうしたらいいの!?」と困った顔をされてしまうことが大半です。
まぁ、そりゃあ仕方ないことなんですけど(苦笑)
でも、そんなアナタ、あきらめなくて大丈夫です!
そんなとき激しくオススメなのがCanva(キャンバ)というサービスです。
「ん??? Canvaってなんぞや?」という質問に簡単にお答えしますと、CanvaはWeb上でいろんなデザインを作成することができる画像編集サービスです。
Canvaは難しい専門知識がなくても感覚的に操作をすることが可能。
「気軽に使える簡易版フォトショップ」って言えば、なんとなくイメージ沸きますかね?
しかも、基本的な機能だけを使うのであれば無料で使えるという、本当に至れり尽くせりの画像編集サービスなのであります。
ここでは簡単なデザインを実際に作りながら、サクッとCanvaの機能と使い方を紹介していきたいと思いまーす。
■ Canvaでフライヤーをデザインしてみようの巻
1.アカウントを作成してデザイン画面を開こう
Canvaを使用するためには、https://www.canva.com/ja_jp/からログインして、アカウントを作る必要があります。
もちろんアカウント作成は無料で、メールアドレス登録でも作れますし、GoogleアカウントやFacebookアカウントの連携でも作成ができます。
アカウントを作成してログインすると、次のような画面になります。
左側のメニューにある「デザインを作成」っていう緑色のボタンを押して、まずは作成するデザインのタイプを選びましょう。
いろいろ種類ありますが、とりあえずフライヤーを選択。
これがCanvaのデザイン作成画面です。
ここからやっていくことは左側メニューから素材を選んで右側のキャンバスに自由に配置していくだけです。
本当に簡単なのでひとつひとつ手順を見てみてくださいませ!
2.デザイン開始だぜ!
まずは、元になるデザインを左側メニューにあるサンプルの中から選びましょう!
サンプルはオシャレなのがいっぱい揃っていますが、今回はこの焼き菓子店のサンプルを使うことにしました。
デザインを左側メニューから選択すると右の作業キャンバスにこういうふうに反映されます。
どうでもいいけどクッキーおいしそう(*´﹃`*)ジュルリ
ここでキャンバス内のクッキーをクリックすると、このように青枠が表示されます。
そう! 実はこれらの画像や文字列はすべて独立したパーツになってるんです。
こういったパーツをいろいろ組み合わせながらデザインを作っていくワケですね。
たとえば、
クッキーの画像をこのように大きくしてみたり、
こんな感じで回転させてみたり、
(丸いクッキーなので回転させてもあんまり差がわかりませんがw)
中央のほうにズズッと大きく食い込ませてみたり。
このようなことが、ドラッグ&ドロップだけで簡単にできちゃいます♪
直感的に動かすことができるので何も難しいことはありません。
さらに、
はい、梅干しです。
フリー素材サイトから頂いてきました。
これを左側のメニューにある「アップロード」のボタンからアップロードして選択すれば・・・
クッキー、全部梅干しにしたった。
クッキー画像のパーツを3つとも消して、同じような位置にアップロードした梅干しの画像を配置しただけです。
思いつきでやってみただけなのに、意外に悪くないじゃないか(笑)
文章も変更してみた。
「俺たちが梅干しだ。」
あ、テキストエリアはクリックすればこのように文章を好きに編集することができます。
文字の大きさ、フォント、色、斜体などが自由に選べますよ。
3.完成したデザインのダウンロード
デザインが完成したら、画面右上の「↓」ボタンからダウンロード保存が可能です。
デフォルトはping形式での保存が推奨。
(背景を透明にするチェックがあるけど、こちらは有料プラン限定機能です)
ちなみにその横の「パブリッシュ」ってボタンを押すとこんな感じのリストが。
各種SNSやストレージサービスに直接保存することもできるようです。
これは地味に便利機能ですな。
はい、完成ー!(クリックすると拡大します)
どうです?
梅干しカフェが売れるかどうかはおいておいて、かなりオシャレでいい感じのデザインができたと思いません?
こんな機能があるんだなぁ~と探り探りで作ったにも関わらず、所要時間は15分程度。
最初からコレってイメージが固まっていて迷いなく作業するなら、たぶん2分かからないかも(笑)
■ じゃあ年賀状も作ってみようの巻
さきほどはフライヤーでしたが、一般の方はあんまり作る機会がないかもしれません。
次はみなさんにも馴染みがあるであろう年賀状作りに挑戦してみたいと思います。
1.年賀状サイズのキャンバスでデザインをしていく
Canvaログイン後の画面で、再び「デザインを作成」というボタンを押します。
さきほどは「フライヤー」を選びましたが、そうすると縦横比を勝手に設定されてしまうので、ハガキサイズに合わなくなってしまいます。
なので、ここではハガキの比率に合うように「カスタムサイズ」を選択し、自分でサイズ設定をしましょう。
ハガキは 10cm × 14.8cm です。
(※ もしかしたらデザインは大きく作って印刷のときに縮小するほうが仕上がりがキレイかもしれませんが、ここでは便宜上実寸でやってみました)
まずは背景を決めちゃいましょう。
左側メニューから「背景」のタブを選び、その中にある素材から自由に選択してキャンバスに反映させます。
なんとこの背景素材、上の方にある「フィルター」のボタンから、このように色合いを選ぶことができちゃうんです!
画像を白黒にしてみたり、色味を淡くしてみたり、明るくしてみたり、かなり自由度の高い調整を行うことができます。
次は素材の配置をしていきましょう。
あとから写真を配置するために、とりあえず四角い枠がついたフレームを設置しました。
アップロードした写真を選択し、このフレームに重ねるように設置すると、なんとこのように自動で枠の中にピタッとはまってくれます!
(※ ただしフレーム内の画像の位置や縦横比は自動で決定されてしまうので、理想の位置にならない場合は画像のほうを編集する必要アリ)
サイズ、位置、角度をなんとなくオシャレっぽい感じに調整。
同じ手順で犬の写真も追加してみましたよ、と。
写真の位置が重なった場合、どちらが奥に表示されるかは画面右上の「配置」というところから前面に表示される優先順位を設定することができます。
今回は犬の写真を奥に設定して、夫婦の写真が前にくるようにしました。
キャンバスの上のほうがさびしいので、なんとなくツタみたいな素材を追加。
次は文章の追加です。
テキストのタブから、使えそうな素材を選んで配置しましょう。
文章を年賀状的なヤツに修正。
文字の大きさ、位置、色を変更してみました。
レイアウトの中央右あたりの余白がさびしかったので、ハートを追加してみました。
あったほうがいいのかどうかは正直わからん(笑)
とりあえず完成!!
ほら、いかにも年賀状デザイン集のテンプレートにありそうなヤツじゃん!!
ちょっと昭和臭いって?
それは作り手のセンスの問題だからほっといてください(汗)
今回は所要時間は10分程度でしたが、もっと時間をかけて素材とにらめっこしながら作ればかなりクオリティの高いデザインができるでしょう。
Canvaの公式記事の中に年賀状デザインのコツ的なページがあったのでこちらもどーぞ。
完成後のデザインは、さきほどのフライヤーのときと同じでダウンロードして保存すればOK。
簡単にオリジナルの年賀状できちまったーーーーーい!
Canvaの特徴(メリット・デメリット)を軽くまとめると
はい、Canvaを使ってフライヤーデザインと年賀状デザインの2つを試しにやってみましたが、かなり簡単にオシャレなデザインを作成することが可能です。
操作も知識要らずで直感的。
ぐだぐだと説明を受けるよりは、実際に自分で触ってみたほうが早いかもしれませんね。
ここで簡単にCanvaの特徴をずらっとまとめておくと、
- Webブラウザやアプリでログインして使用するので、ネットにつないだ端末さえあればどこでも使える。
- 無料。多機能な有料プランもあるが無料のままでもかなり自由に使える。
- デザイン方法は、素材パーツを複数配置して、それらを組み合わせながら作り上げていく感じ。
- 素材はCanva内に豊富に用意されている。さらに自分でアップロードした素材も使用可能。
- 各素材は、色を変えたり、色調フィルターをかけたり、透過させたり、サイズを変えたり、反転したり、回転させたり、かなりいろんなことができる。
- テキスト素材は、フォントがかなり豊富に用意され、文字間隔や行間などの設定ができる。
- 素材ごとにレイヤー(層)の概念があるので、手前に配置したり奥に配置したりの設定ができる。
- 手書きで絵や文章を描くようなことはできない。
- 最初に決めたキャンバスのサイズを途中変更できない。
って感じですかね。
ちなみに有料プランというのもあって、こちらは年払いにすれば月額1,000円前後の費用になりますが、これを利用すると、
- デザインのフォルダ分けを無限にできる(無料プランは2つまで)
- データ保存量が無限になる(無料プランだと1GBまで)
- 使える素材が大幅に増える(無料だと8000点程度が400,000点ぐらいになる)
- キャンバスサイズの途中変更ができる。
- フォントを自分でアップロードして使用することができる。
- デザインを透過設定で保存することができる。
- デザインをGIFアニメーションで保存することができる。
- チーム設定して、共有フォルダや管理権限の管理などができる。
ってことができるようになるみたいです。
ごめんなさい、いまのところ自分は無料プランでしか使用してないので、詳しい部分は解説できませんが(汗)
詳しくはCanvaの公式ページを参照ください。
Canvaで永続的にゴリゴリにデザインを作っていきたい場合は、有料プランもアリじゃあないでしょうか。
データ保存量が無限になるって点と、使える素材が50倍ぐらいになるって点は、大きなメリットですもんね。
一度Canvaをさわってみて、必要だと感じるのであれば検討してみてくださいませ。
以上、簡単ではありましたがCanvaを使ったデザインの実践でした。
Canvaは画像編集の敷居がグンと下がって、クリエーター側にもユーザー側にもたいへん便利なサービスでございます。
デザイン作成にお困りなら、とりあえず騙されたと思ってCanvaを2~3時間さわってみてくださいまし。
いろんな可能性が見つかると思いますよー!