使いやすいフリー画像素材サイトの紹介
ホームページはなんといっても画像が命です。
美しいサイトやかっこいいサイトは、 文字だけではどんなに頑張っても作ることができません。美しい写真や、かっこいい写真のような画像素材をうまく配置して、初めて素晴らしいホームページが完成します。
でもそういった写真を自分で用意するのは大変。プロのカメラマンが撮影したようなクオリティの高いものはなかなか上手く撮れません。技術はもちろん、使っている機材も違います。
そんなときに便利なのが画像素材サイトです。
画像素材サイトは有料のものも多いですが、中には無料で写真を提供しているサイトもあります。商用利用OKのものもあり、そういった画像は自社のホームページ制作に利用することができます。
上手く使ってホームページを美しく、かっこよく仕上げましょう!
1.写真AC
一番有名ともいえる無料の写真素材サイトです。規模もかなり大きく、ジャンルは多彩、写真のクオリティも非常に高いです。シルエットACやイラストACという姉妹サイトも無料で利用が可能です。
画像のダウンロードには会員登録が必要ですが、会員登録はメールアドレスとパスワードの入力だけでカンタン。無料会員の場合は、ダウンロードに15秒の待ち時間があったり、1日の検索回数が10回までだったり、1日のダウンロード回数が9点までだったり、やや制限がありますが、普通のペースで画像探しをするぶんには支障はありません。
月額886円の有料会員の場合はすべての制限がなくなり、有料の高画質画像のダウンロードも無制限に行うことができます。しかも1つの会員登録で姉妹サイトのシルエットACやイラストACも同様に使い放題になるので、有料サービスとして見た場合でもかなりコストパフォーマンスの高い素材サイトです。
2.ぱくたそ
登録画像15,000点のフリー写真素材サイトです。素材の数はやや物足りない感じがしますが、写真を投稿するクリエイターさんに遊び心の多い方が多く、おもしろみのある写真がたくさん揃っています。特に人物写真においてはネタに使えそうなものが多く、ネットニュースサイトなどを作っている場合には活用できる幅が広いですね。
また会員登録の必要もなく、ダウンロード回数の制限もないので非常に使いやすい素材サイトだと言えるでしょう。ただし、ごく一部の素材は使用の際にクレジットが必要になりますので利用規約は必ずご確認下さい。
3.GAHAG
著作権完全フリーの無料画像素材サイトです。画像数はおよそ12,000点ほど。写真だけでなくイラストなども多数揃えています。
GAHAGもオーソドックスな写真はもちろん、一風変わったジャンルのものや、奇抜なもの、どこで使えばいいんだろうといったかなりニッチなものなど、幅広く揃えています。意外な掘り出し物が見つかることもあるので、ACやぱくたそで見つからなかった場合はGAHAGものぞいてみるとよいでしょう。
画像使用にあたっては、会員登録も必要なく、ダウンロード数や閲覧数などの制限もありません。
4.写真素材 足成
こちらも有名な老舗素材サイト。アマチュアフォトグラファーの写真を元にして写真ギャラリーを形成していて、2017年現在も素材はどんどん追加されているようです。正確な登録数はわかりませんが10万点前後はありそうです。
アマチュアの方から写真を募集しているということもあって、写真のクオリティはまちまちです。でもいろんな方がそれぞれのやり方で撮った写真ですので、個性的で日常的な素材が豊富。身近な写真という点で考えると取り扱いは、ほかの素材サイトの追随を許さないぐらいです。
足成もとくに会員登録やダウンロード制限はありません。好きなだけ自由に素材を利用することができます。
5.いらすとや
イラスト系のフリー素材サイトではかなり有名なサイト。この特徴的なタッチのキャラクター、いろんなホームページで目にしませんか? おそらくここの素材を使用しているホームページは相当あると思われます。それぐらいに使い勝手が良いイラストが揃っています。
オーソドックスなジャンルのものはもちろん、時事ネタをふんだんに取り入れたシュールなイラストも多数あります。キャラクターが可愛いだけに、そのシュールさには思わず笑ってしまうことも。
会員登録やダウンロード制限などはありませんが、商用利用のサイトに使用する場合は20点までを無償としており、それ以上の使用は有料と定められています。もし20点以上の利用を検討する場合はいらすとやの利用規約をご確認ください。
6.「.foto project」
有名な有料画像素材サイトに「stock.foto(ストックドットフォト)」というものがありますが、そちらと同じ運営元が解説している無料素材サイトグループです。
・プロカメラマン撮影の無料写真素材「pro.foto(プロドットフォト)」
・女性モデルの無料人物写真素材「model.foto(モデルドットフォト)」
・料理 食材 飲み物の無料フード写真素材「food.foto(フードドットフォト)」
・グラフィックデザイナーの無料CG素材「cg.foto(CGドットフォト)」
・ブログ用 写真素材・フリー画像素材「blog.foto(ブログドットフォト)」
という風にジャンルごとに別サイトで構成されており、それぞれのジャンルに特化した画像素材を取り扱っています。どの写真もプロのカメラマンが撮影しており、クオリティはとんでもなく高水準です。
7.BEIZ Graphics
風景写真や壁紙素材をメインにした画像素材サイトです。CG素材なども扱っています。かなり高品質な画像が揃っているのですが、数は比較的少なめです。ジャンルごとに素材は分けられていますが、検索機能がないことと、ややページが重たいことがあって、目的のものを探すのはやや大変かもしれません。
こちらも会員登録なし、ダウンロード制限はありません。
8.ラブリーフォト
風景や小物などを対象にした写真素材サイトです。サイト規模はそこまで大きくないですが、掲載されている写真の質は高いものが多く揃っています。また良くも悪くも、上で紹介した他の大手フリー素材サイトに比べてそこまで知名度が高くないので、素材被りなどの心配も少なく済みます。
会員登録なし、ダウンロード制限なしで自由に使えます。もちろん商用利用もOKなので制約の面でも使いやすい素材サイトだと言えるでしょう。
9.FLAT ICON DESIGN
いまどきのホームページはフラットデザインが多くなっています。そんなフラットデザインに適したアイコンを多数配布しているのがFLAT ICON DESIGNです。かなり可愛くて質の高いものが多い上に、ビット素材とベクター素材の両方で取り扱いがあるので幅広い層の方に支持されている素材サイトのひとつです。
再配布や販売以外はもちろんNGですが、商用・私用どちらでも自由に加工して使うことができます。ダウンロード制限などもとくにありません。
10.Futta.NET
藤田紘久氏(ハンドルネームFutta)が運営している写真素材サイトです。日々の日常の中で撮影した写真を多く掲載していて、飾り過ぎない自然な写真が特徴です。素材数はそこまで多くありませんが、日常的な自然写真を探しているのであればチェックしても損はないサイトです。
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【番外編】
ダ鳥獣ギ画
カエルやウサギが戯れているシュールな絵が人気の鳥獣戯画。この鳥獣戯画をベクター化した画像を扱っているのが「ダ鳥獣ギ画」です。鳥獣戯画は西暦1200年頃に書かれた風刺画の絵巻物作品。制作者はいまだはっきりとはわかっていませんが、死後50年が経過しているので著作権的には問題ないとされています。
実際に存在する甲・乙・丙・丁の中から忠実に絵を再現したものもあれば、完全にオリジナルで現代の風刺をしているような面白い画像もたくさんあります。使い道を見つけるのは困難かもしれませんが(笑) 眺めているだけでも楽しい素材サイトです。
こちらも商用利用OKですが、同じ媒体での素材使用数はいらすとやと同じく制限があります。20点以上を使用するにはライセンスが必要となるのでご注意を(当サイトでも使用数は19点までに留めています)。
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いかがだったでしょうか?
ホームページ制作の肝になる画像選び。便利なフリー画像素材サイトをフル活用して素敵なホームページを作成しましょう。
フリー素材だからといってなんでもOKではないので注意!
フリー素材は確かに無料で自由に使えます。ただし、なんでもかんでも好き勝手に扱っていいわけではありません。フリー素材にはフリー素材なりにルールがあるので、必ず厳守するようにしましょう。素材配布サイトによって規約に差はありますが、以下の項目などはおそらく共通してNG項目かと思います。常識のある使い方を心掛けましょう。
○素材サイトの画像に直接リンクして使用するのはダメ!
○手に入れた無料素材を第三者に転売したり、配布したりするのはダメ!
○アダルトサイトや反社会勢力・社会風俗に反するサイトに使用するのはダメ!
○モデル(物を含む)の信用を損なうような使い方はダメ!
○モデルが、特定の団体に所属していたり、特定の商品を勧めているかのように掲載するのはダメ!
また、それぞれのサイトの利用規約も日々変わり続けています。この記事を書いた時点(2017/11)から規約が変更される可能性もあるので、画像素材を使用する際は必ずそのサイトの利用規約をご確認ください。
きっちりルールを守って、健全なWeb制作をしましょうー!