浅草のタピオカミルクティー店とホームページの必要性
去年からタピオカミルクティーブームがきていますが、浅草も例外ではなく。
どんどんタピオカドリンクのお店が増えていってますね。
新宿や原宿がメディアではよく取り上げられていますが、
浅草もそれに劣らずのタピオカ激戦区だと言ってもよいでしょう。
もう、浅草の街のいたるところにタピオカドリンクのお店が乱立しています。
ぱっと思いつくだけでも、
●タピオカドリンク専門店
ゴンチャ
イーファン
茶言
答案
8ドシー
BOBA365
好茶
ウミエール
桜っ茶
●タピオカ専門店ではないけどタピオカ扱ってる店
やなぎ茶屋
菊水堂
ベイクパレット(花やしき内)
豆花大王
THE LOUNGE(ビューホテル内)
●チェーン店
ミスタードーナツ
ドトール
プロント
ヤマザキ
これだけのお店がタピオカドリンクを取り扱っています。
これ全部浅草にあるお店ですよ?
浅草でタピオカドリンク飲みたいなぁと思ったら、これだけ選択肢があるわけです。
まさに時はタピオカ戦国時代。
実は個人的にも飲み歩いたりしてまして、
自分のブログで浅草タピオカ飲み歩きみたいな記事もたくさん書いてたりします。
まぁ、ぶっちゃけタピオカブームもさすがにピークは越えていると思えるので、
これからはある程度淘汰されていくんでしょうけどね。
(Instagramにしろ、TikTokにしろ、流行りのモノはおっさんが参入し始めると廃れると言われてます)
とりあえずこの空前絶後のタピオカブーム。
ホームページ屋の視点で思ったことがひとつあります。
タピオカドリンクのお店って、ホームページの出番がねぇ。
正直にそう感じてしまいました。
自分、ホームページ屋だというのに(笑)
昔から「飲食業にホームページは必要か?」という議論はあったんですよねー。
なんせ飲食業のWeb界隈には「食べログ」「ぐるなび」「Retty」というとんでもない規模のポータルサイトがありまして。
これらを見れば、営業時間、住所と地図、お店の外観や内装、メニュー、料理写真、レビューなど、
ほしい情報が全部そろっちゃうんですよね。
しかもレビューは第三者目線だから、飾りのない率直な意見が聞けるし(やらせや中傷コメントが目につく場合もありますが)。
しかも、これらのポータルサイトのページは検索にものすごい強く、
たとえ自分の店のホームぺージを持っていたとしても、
これらのポータルサイトのページより上の順位で表示されるのは至難の業。
せっかく作ったホームページなのに、お客さんの目に留まる機会が少ないという。
でもまぁ、そんな中でも飲食業がホームページを持つメリットはちゃんとありまして。
1.ホームページが用意してあることでお客さんに信頼感を与えることができる
2.正確で詳細な情報を発信することができる
3.ホームページという自由度MAXの空間の中で好きにアピールができる
4.ロングテールSEOが狙いやすい
5.Googleマイビジネス経由での露出が期待できる。
大手ポータルサイトやGoogleマイビジネスにお店の情報が詳しく載っていたとしても、
より詳しい情報収集をしたい人がホームページをチェックしてくれることは十分にあったし、
そこからのPRで集客につなげることも可能だったわけです。
だから「飲食業にホームページは必要か?」という問いについては、
「絶対必要とは言わないけど、あったほうがいい」が模範解答となるでしょう。
でもねー、
これらのメリットもちょっと一昔前のものになりつつあるのかなと。
飲食店ホームページに対してさらに向かい風が吹きました。
何が起こったかというと、SNSの流行です。
SNSの流行自体は口コミによる集客効果があるので飲食業界にとっては非常に良いことなんですけどね。
なんとイマドキの若者たちは飲食店を探すときに、
Google検索ではなくInstagramやTwitterでの情報収集をするようになってきたのです。
そうなると先ほど並べた飲食店ホームページのメリットは消し飛びます。
1.ホームページが用意してあることでお客さんに信頼感を与えることができる
→ SNSによる検索がメインになっている層はホームページの有無は気にしない2.正確で詳細な情報を発信することができる
→ 推し商品のビジュアルが一番の判断材料、それ以外の情報は優先度激低3.ホームページという自由度MAXの空間の中で好きにアピールができる
→ いや、そもそも訪問しないので見ない4.ロングテールSEOが狙いやすい
→ SNSによる検索なのでロングテールSEOは無関係5.Googleマイビジネス経由での露出が期待できる。
→ SNSによる検索なのでマイビジネスは表示されない
あわわ、散々ですね(汗)
ただしこれらはあくまで「SNSによる検索がメインになっている若者層」という限られたターゲットの場合です。
自分もそうですが、おっさん層はいまでもGoogle検索がメインだと思うのでホームページもしっかりと出番があるでしょう。
で、冒頭のタピオカドリンク店の場合。
おもいっきり客層が「SNSによる検索がメインになっている若者層」に被ってますよね?
こうなると先ほど述べたとおりでホームページの出番はもうありません。
店舗情報については、お店のInstagramアカウントとTwitterアカウントを作ってそのプロフィール欄に書いとけば十分。
ビジュアルが映える商品をひとつメインで用意しておけば、あとは購入したお客さんが写真をアップしてどんどん広めてくれます。
集客めっちゃ楽やん!!
はい、タピオカドリンクのお店にはホームページ要りません。
ちーん。
ホームページ屋の自分にとっては悲しい現実ですけどねー。
実際に事実なんだから仕方ない。
ちゃんと認めないとね。
「タピオカドリンクのお店はホームページ作成は考えなくていいよ!(涙目)」
どうしてこんな自分の仕事にマイナスでしかないことを書くかというとですね、
ホームページ業界の営業マンには
「ホームページ作ってお客さんいっぱい集めましょう!全世界の70億の人がアクセスできる看板です!」
なんて、無責任な売り文句でホームページ制作を奨めてくる悪徳野郎がいるワケですよ。
でもホームぺージを作ったところで、
このタピオカドリンク店のケースのように効果がそこまで期待できないケースは多く存在します。
(これはホームページ自体の質の問題ではなく業種や流行などの外的要素の問題)
そういった部分を考慮せずにオイシイ話に乗せられて大金払ってホームページを作っても、
結果的に嫌な思いをするだけでしょう。
自分はホームページが好きです。
だからこそ、自分がホームページを作ったお客さんには幸せになってほしいし、
ホームページで嫌な思いをしてほしくないです。
あなたがホームページを必要としている場合は作りましょう。
浅草ねこのてホームページはいつでもお手伝いいたします。
でも必要かどうかがわからない場合は、まずご相談ください。
ご要望と集客ビジョンを詳しくお伺いしたうえでご提案させていただきます。
でもウチは「それホームページあんまり必要なくないですか?」って普通に言いますのでよろしくです(笑)
お気軽にお問い合わせくださいませ。